証拠金と維持率、強制ロスカットとは?
証拠金とは入金した資金のことを言います。
何故、資金ではなく証拠金なのかはレバレッジとは?でも記述した通り、FXが差金取引だからです。
証拠金が多ければ多いほど、維持率があがりロスカットの可能性を抑えることもできます。

■維持率とは?
維持率とは所持しているポジションに対しての余力をパーセンテージ化したものです。
つまり100%で必要な金額ぴったりとなります。(なるべく避けなければいけない%です。)

【維持率計算方法】
持っているポジションの評価額÷必要証拠金×100=証拠金維持率となります。
100%を下回ってもポジションを持ったままでいることはできます。
ただし下回りすぎると強制ロスカットになることもあります。
強制ロスカットとは?
強制ロスカット=強制決済のことを指します。
持っているポジションの損益が証拠金を下回った際、取引を行っているFX業者の基準値を下回った場合、資金不足で強制的に決済されます。

維持率だけでの判断は危険
400~500%あってもレバレッジを大きくかけていればすぐに100%を割ります。
特に海外のハイレバレッジでは当てにしてはいけません。自分の資金にあったポジション管理が大事です。

強制ロスカットでは追証が出る場合も
強制ロスカットは証拠金維持率が100%未満になると執行される場合が多いです。
執行されると保有しているポジションの強制決済が行われます。
具体的に言えば逆指値注文が自動的に作動するのです。
ここで問題が起こることがあります。
あくまで市場で逆指値注文を出すため、市場環境によっては価格が大きくスリッページしたり、場合によっては約定すらしなくなったことがあります。
その場合、約定価格が大きく振りになった場合、予想以上の損失となって証拠金では埋め合わせできずに追証を入れないといけなくなります。

追証に怯えない嬉しい0カット制度
しかし海外のFX会社の多くはこういった追証制度を導入していません。
世界基準においてはロスカットは顧客の責任ではなく業者の責任とされています。
したがってロスカットで生じる損失は業者が負うものなのです。
そのためXMを始めとした海外FX会社ではたとえロスカットが失敗してスリッページした場合でも証拠金以上の損失はありません。
あくまで入れた証拠金のみのリスクに限定されます。
日本ではロスカットの失敗は顧客の責任にされて、追証を背負わされることになります。
世界基準からかけ離れた厳しいルールに呆れた人は、世界基準のXM口座開設をしてみるといいでしょう。
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